グループホームで見学や体験利用を引き受ける時、当ホームに来られるまでに出来るだけ多くの情報を受け取っておく。こんな簡単なことが、後々関係機関との関係性をよくしていくことに繋がります。
サビ管としては、先に居住されている方との相性や、どのくらい支援が必要な方か、支援関係者は協力的かなど気になるところはいくつもありますよね。それはもちろん、大事なことです!そして、どうやら入居にはいたらなさそうだな、と判断した後はどうしていますか?
私はすぐ切り替えます。「見学、体験、そして体験の振り返りを通して関係支援者にどんな情報を渡せるか?」ということに切り替えるのです。なぜなら、グループホームを体験するということは、それほど多くの利用者さんの情報を得ることができるからです。
さらに、一体験場所のサビ管という立場だからこそ、利用者さんに伝えた方が良いだろうということは躊躇わず伝えます。病院や市町村の担当、相談支援専門員という長く関わり続けていく方々からは、利用者さんに言いにくいことってありますよね。そういう様子をサビ管として感じることは、皆さんもあるでしょう。
情報とは、利用者さん個人のみならず、関わっている関係者の意向やそれぞれの距離感なども含めます。
支援関係者に、有用な情報を渡したり、言えないことを代弁することで、信頼関係を築き、また次の関わりへと繋ぐ事ができます。こういう積み重ねから、サビ管自身で仕事環境をつくっていき、働きやすくすることも可能なのです!
一旦与えられたサビ管という立ち位置を、その可能性を、どこまで広げられるかはサビ管のあなたが決めていることですよ。

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